【朗報】ピアニストが3週間ピアノを弾かなかったけど良いコトあった!

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アーニャ撮影

9月が終わってしまいますね。
どうも、アーニャです。

9月5日にYouTubeにこんな動画を投稿していましたが、観ていただけたでしょうか?

ヤラセなし!ガチで3週間全く練習しない状態で一発撮りをする、という内容のこの動画。
フル演奏もちゃんと収められているところが生々しい……(笑)

それからまた3週間ほど経ちましたが、今回は

・どのようなメリットがあったか
・デメリットはどうか
・どのようなことに気を付けてこの3週間練習したか

を書いていきます!

目次

メリット

・身体のクセがほぼ全部リセットされた
→身体の使い方を1から見直しながら組み立て直せた

・新鮮な気持ちでピアノと、音楽と向き合えた
→弾いてて楽しい

主にこの2つです。

身体のクセがほぼリセットされたのは大きな喜びでした。

昔に比べればだいぶ弾き方もまともになりましたが、それでもまだ要らないところへの力が入ったり、変なポジションで弾いてしまうことも。
鍵盤にもたれるのも凄く苦手で苦労していたくらい、従来のクセは強く、新しい動きを取り入れるのが難しい人です。

しかし、3週間ぶりに練習を再開してまず感じたのが『力が入らない!』

ピアノを弾く際に完全に脱力したら椅子から落ちてしまうので(笑)、力を入れて支えないといけない部分はあります。

その支えるときに使う筋肉を間違えていると、テクニックで行き詰ったり、音色の幅が狭くなりやすかったり、疲れやすかったり痛めたりしやすいわけです。

……ということを10年前は知らなかったので、苦しい弾き方をして良くないクセがついてしまいました。

音大附属に通っていたこともあり、弾くことを一定期間『休む』ということはできなかったので、課題をこなしながら絡まった糸をほどいていました。
糸をほどいているのか絡ませているのかわからない感じ(笑)

3週間全く弾かなかったことは初めてですが、その間に絡まった糸を全てほどけました。
そしてその状態から、今度は絡まらないようにゆっくり丁寧に糸を編んでいます。

支えるべき筋肉で支えるように気を配り、無理のないポジションで弾くように心がけています。

大学生の頃に一度左手の小指を軽く骨折して、弾けなかったことはありました。
しかし、右手はたまに弾いていましたし、何より治った途端に課題がどっさりてんこ盛りに(ブラックだわ)。
結果、絡まった糸をほどいてまた絡ませてしまう羽目になりました(笑)

新鮮な気持ちで弾いている時間が楽しいと思えるのは、ただ久しぶりに弾いたからというだけではなく、レッスンや曲に追われていないからというのもあると思います。

レッスンも好きだし、たくさんの曲を弾きたいけれど、やはり追われすぎるのもストレスになって疲れてしまう……。

そんな弱い人間なので特に、必要以上に追われないで好き勝手弾けると心から音楽を楽しめます。
幸せだわ。

デメリット

支えるべきである筋肉が落ちたと感じたのをデメリットにあげます。

しかし、支える筋肉を今まで使えていなかったので、元から発達していなかった説が大いにあります。

今まで別のよろしくないところで支えていたが、しばらく弾かなかったことによって不必要な力が抜けたので、支える筋肉が発達していなかったことが浮き彫りになっただけかもしれません。

デメリットとは書きましたが、そう考えているから悲観的にはなっていません。

この3週間の練習は?

先ほど述べた骨折のときの経験のように、今まで弾かなかったのにいきなりたくさん、しかも複雑な曲を弾き始めても良くないことを知っていたので、少ない時間で少しずつ練習していきました。

初めの1週間は、ドビュッシーのアラベスク1番やショパンのノクターン2番など、複雑な動きをしないゆっくりで、よく知っている曲を練習(たまたまそういう曲が次行われる予定の本番でのプログラムだったので)。

インベンションも少し弾いて、動きを確認しました。
あとは、何度か仕上げたことのある5分くらいの曲を引っ張り出して、ゆっくり練習。

最初の1週間は、とにかく丁寧にゆっくりと、ひとつひとつの動きを確かめていました。

2週間目からは、リストのラ・カンパネラを練習し始めるなど、少し難易度の高い曲も弾き始めました。

カンパネラも次の本番のプログラムに組み込んだら良さそうだな、と思ったので練習し始めたのですが、もちろん初めはゆっくりと。

様々なテクニックが現れる曲ですが、意外と自然な動きで弾けるパッセージばかりなのですよ。

跳躍で腕にストッパーがかかってしまいやすいクセがあった私。
今回3週間弾かなかったことにより身体のクセがリセットされたので、丁寧に跳躍の動きを確認しながら練習。
少しずつテンポをあげたらラクラク弾けるようになりました。
以前、跳躍のある曲を弾いていたときと感覚が全然違うわ。

そうやって少しずつ、しかし以前よりも良い状態で弾けるように心がけています。

とりあえず良かった

「急がば回れ」と言いますが、本当にその通りだなと思いましたね……。

荒療治ではありますが、身体の良くないクセに悩まされている人は、思い切って3週間くらい弾くことをやめてみてはどうでしょう!?(責任はとれませんが)

弾かない期間も入れて2,3ヵ月かけて身体の動きをリセットして良い方向に導くプログラム、とかあったら面白そうだなぁ。

余談ですが、整体へ通い始めて身体を定期的にメンテナンスしていただいているのも良い影響を与えています。
本当に、良い時期に通い始めたなぁ……!

ということで、「急がば回れ」という話でした。

じゃなくて、3週間弾かなかったあとどうなったか、というお話しでした。

それではまた逢いましょう!

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この記事を書いた人

山口紺碧|音大卒クラシックピアノ弾き|【AnyaPlus】動画・デザイン制作・物書きのお仕事もしてます|YouTube【ピアノ弾きアーニャちゃんねる】

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