ピアノ弾きアーニャです。
チェルニーって最初に勉強したときは飛ばし飛ばしでやっていて、
30番を半分くらいと40番も半分くらいしか弾いたことない人です。
エチュード全般を退けた人生のまま、
音大附属中高、音大、そしてモスクワ音楽院の研究科にいってしまいました。
とほほ。
最近思い始めたのは、
チェルニーを弾いていないことがヤバいというより、
チェルニーをよく知らないことがヤバいってこと。
ということで、最近はリトルピアニストをさらっていました。
自分の弾き方の改善点を見つけて
修正することを繰り返しておりました。
弾き方を見直すのにはこんなシンプルで短い曲の詰め合わせのものを使うのが
私はわかりやすいです。
さて、リトルピアニストを弾いて最初に正直に思ったことは……。
全74曲だけど1曲目と最後の曲の振り幅大きくないか!?
8小節の二分音符だけの二声の対位法の課題のような曲から始まり、
最後はソナチネレベルくらい?に到達します。
(ソナチネもちゃんと弾いたことないけど……)
そこまでの行き方が問題で、
37番で臨時記号が出てきて、
41番でやっとへ音記号が出てきて、
45番でやっとC durから抜け出せます。
特に、C durで臨時記号も出てこない36番までは
どこまで続くかわからない1本道みたいな感じで
正直言いますと……げっそりしました←
しかし、楽典の触りを学べるのはいいかなぁ。
音符の長さから学べます。
良かったのは、45番以降で綺麗な曲が多かったこと!
古典の曲を弾く準備になりそうでした。
何よりいい曲だから単純に楽しかった!
あとは……
メロディーと伴奏型の曲しかないため
そこは他で補う必要はあると思います。
「複数の旋律を聴く・弾き分ける」ことは
早いうちからやって耳を育てたい気がします。
あとは単純に左右とももっといろいろな動きをしたい←
リトルピアニストをひと通りやったことで、
巷で言われているチェルニーの問題点とかも
実際に経験し、気持ちがわかったことはよかったと思っています。
どんな教材にも言えることでしょうが、
使い方の工夫も必要ですし、
その人その人の特性によっても変えていく必要があるなぁと
実感しました。
チェルニー、次は100番やります(笑)
とりあえずいろいろ知ります。
それではまた更新します!