こんにちは、アーニャです(ブログサボりすぎて反省している顔)
YouTubeにシューマン=リスト『献呈』の演奏のコツということで、動画をあげました。
ポイントについてはこちらの動画で述べさせていただいたので、ご覧いただけたらと思います!
前編・後編合わせて40分で、概要欄に話している内容の目次を書いてあり、ワンクリックでその箇所に飛べるようにしてあります!(もちろん最初は全て通して観てほしいけれど)
ただのテクニックの話だけでなく、音楽的な観点からも話し、かといって堅苦しすぎない感じになっています!
大事な補足3点
タッチについて
動画の中でいくつかタッチをお伝えしています。
基本のレガートのタッチであったり、和音であったり。
タッチは、求める音・音楽があることから始まると考えています。
(もちろん、どのように弾いたらどんな音がでるかということを知るのは大切ですし、そのような実験をしていることで新たな音に出会える可能性もあると思います)。
そして、その求める音・音楽というものが実際にどうしたら楽器から出るのか?ということが大切になりますが、その際には身体の安定・使いやすさも大切になります。
記憶が定かではありませんが、「いい音が出るなら鼻で演奏してもいい」みたいなことを言っていた人がいませんでしたっけ?
それは比喩でしょうが、実際はその通りですよね?使えるものは何でも使ったもの勝ちです。
けれど、いくら鼻でいい音が鳴らせたとしても曲を弾くことは現実的ではありません。
鼻、骨折しそう。
まぁ鼻はやはり現実的ではないので笑えますが、実際に手で演奏するときにも同じことが言えます。
いくら良い演奏をしていても、手を壊してしまう方はプロアマ問わずいらっしゃいます。
ですから、できればほとんど無理のない手の使い方で、求める音・音楽を奏でることが大切になってくるのです。
この話題だけでも数本記事が書けそうなほど深いお話なので、今回は割愛しますね。
今回、私が動画で取り上げたタッチは全て私にとってやりやすい方法で私にとって理想の音が出しやすい方法です。
感性も手や身体の作りも人それぞれ違いますし、動画で100%すべてを伝えることはできません。意図しない方向で捉えられてしまうこともあるでしょうし。
ですから、まずは試してみて、すべてを鵜呑みにするのではなく、そこから自分なりに発展させるなどヒント材料にしていただけたら幸いです!
歌詞と音楽の関連性
動画では少ししか触れませんでしたが、歌詞と音楽の結びつきはとても興味深いものがあります。
これは献呈に限らず、他のシューマンの曲だったり、他の作曲家の曲であっても同じです。
歌詞と和声の他にも、強弱記号であったり、基本中の基本ですがスラ―であったりその他アーティキュレーションであったり……。
ピアノ曲に編曲したものを弾く際にも確認したいですが、歌曲の伴奏の際もただどんな発音で歌うかだけでなく、歌詞の意味と音楽の結びつきなども理解することで、よりソリストと音楽を作りやすくなると思いますし、何よりこうして知ることは楽しいです!
曲の終わりについて
後編の動画の19分15秒辺りから述べている話です。
春秋社では、最後の3小節でcresc.とstringendoが書かれており、fで終わります。
それに対し、昔ジェルタノーク先生からいただいたなんかロシア語でタイトルが書いてある楽譜は、最後から3小節目のところにmorendoと書いてあり、その結果消え入るように終わるように誘導されるのですね。
今は、電子で楽譜を買ったり、IMSLPでも著作権の切れているいくつかの楽譜は見られるようになっています。
音高や音大の図書館であれば、さまざまな版の楽譜がそろっていることでしょう。
見比べて、それぞれのもつ意味を考えることも自身の音楽性の引き出しの数を増やす大切な経験になります。
最後に
アーニャちゃんねるでは、今後も皆さまのお役に立てるような曲ごとの演奏のコツやピアノ全般に関するお話など、独特な切り口で攻めていく予定です!
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それでは、アーニャでした!