【ロシアの想い出】モスクワの冬を適当に思い出す会

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昨年のモスクワは暖冬で雪もあまり積もりませんでしたが、今年は例年通りの寒さで雪もよく降っているようです。

昨年は早い段階で手袋を紛失しておりましたが、暖冬だったこと、コートのポケットに手を突っ込みやすかったことから手袋なしでも生きていけました。

モスクワはこの時期、除雪車がたくさん走っています。

毎年5月9日には戦勝記念日といって大量の戦車が街中を走り回るパレードがあるのですが、ある冬の日に除雪車が戦勝記念日並みに何台も続けて走っている図を見たことがあります。
思わず笑ってしまいました。

車道だけでなく大きな歩道も除雪車が走っているから、雪で滑る心配が少ないです。
また、地下道への階段の雪も人の手で除雪されます。

雪でもこのように歩きやすい、また、乗り物が走りやすい環境が作られており、多少不便な点はあれど、雪が降らない時期と同じように暮らせます。

ただ、私有地内は除雪されていないところもあります。

音楽院でも寮でもない、とある練習場所から音楽院へ授業に向かう際に、雪……というか、ほぼ氷のようなところを走っていたら派手に転びました。
『雪でも滑らないブーツ』と書かれたブーツを買ったのになぁ……。

日本に戻り、雪がよく降る県の出身の方にそのお話をしたら「雪の上での歩き方・走り方ってものがあるんだよ!」と言われてしまいました。子どもの頃に自然と身に付くものだそうな。

モスクワの人は夏でもめちゃくちゃ歩くのが早い人が多いです。
そして、冬でも多い……。

女性は、ピンヒールのカッコいいブーツを履いて、雪の上を颯爽と歩きます。
背筋はピンと伸びていて、とてもクールで憧れていましたね。

日本にいるときは、可愛い系のファッションが好きでよく着ていましたが、ロシアに来てからはめっちゃカッコいい系の女性に憧れ、黒い服を買い、アイメイクばっちりと決めることも多かったです。
2年目は、可愛いとカッコいいの中間を攻めていることが2割、ボロクソな恰好でとりあえず外に出ることが8割でした。
音楽院の7時からの朝練のために、生きるのに精いっぱいでしたね。だって、朝起きるの苦手なんだもん。

そうそう、モスクワの女性のコート!

ウエストがキュッと締まっているコートを着ている人も多くて・・・!
本当にかわいいのです!

ダウンコートなのにウエストがキュッと締まっていて、下はスカートがふんわり広がっている感じ!

あのコートの存在を知るまで、ロシアでコートを買うのはやめておけばよかったなぁ……と後悔したくらい!

モスクワの冬……。

日の出は遅く、日の入りは早いですが、クリスマスやマスレニッツァで街はカラフルですよね。
イルミネーションも充実していますし、音楽院寮の周りも街頭がとても明るく、夜コンサートで遅くなっても安心して帰ってこられました。

多分、モスクワだからだろうな、と思います。

だって、ウラジーミルとスーズダリという郊外に12月に行ったとき、16時とか17時とかもう暗くて街頭も少なくてビックリしたもの!

いい思い出。

モスクワの冬・・・やっぱり、一番いいなと思ったのは何よりも

部屋が暖かい!!!!!

これに尽きます。

寝るときも特別厚い毛布かけなくても大丈夫!朝もお部屋は暖かいから、スッキリと起きられる!

だって、セントラルヒーティングがあるから♡

9月末頃から入る暖房。
因みに音楽院寮は点検日以外はすぐにお湯が出る仕様です。

今年は2年ぶりに日本で冬を過ごしていますが、コートはまだ2,3回ほど着ていないくらいの外の暖かさ。しかし、部屋が、特に明け方が寒すぎて!!!

そうやっている今も、お部屋の温度が下がってきています。

このままでは風邪を引いてしまいそうなので、そろそろ締めてもいいですか?いいよ!ありがとう。

それではまた更新します!アーニャでした!

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この記事を書いた人

山口紺碧|音大卒クラシックピアノ弾き|【AnyaPlus】動画・デザイン制作・物書きのお仕事もしてます|YouTube【ピアノ弾きアーニャちゃんねる】

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