クラシック以外のライブから学び、考えた大切なこと

ピアノ弾きアーニャです。

8月28日までhuluで配信されているBUMP OF CHICKENの7月に行われたライブ映像をようやく観れました。

約2年半ぶりに行われたライブは、画面からでも熱の高さが伝わり感動の2時間でした。

また、8月の頭は夕闇に誘いし漆黒の天使達の過去の配信ライブ映像が
期間限定でYouTubeにフルで上がっていたので視聴しました。


どちらも色は違いますが大好きで、いつも元気とやる気をもらっているバンドです。
(生で拝みたい)

私はずっとクラシック畑にいたので、クラシックのコンサートに行くことはたくさんありましたが、
それ以外の経験は1度さだまさしさんのコンサートに行っただけで恐らくありません。

ですから、とても新鮮な気持ちでライブ映像を視聴していました。

・・・

私はクラシックのピアニストなので、舞台に立つこともあります。
だからこそ、改めて

・どんな気持ちで舞台に立つか
・舞台上ではどんな振舞いをするか
・お客様には何を届けるのか
・長いコンサートの時間をどんな構成にするのか
・MCでは何をどんな風にしゃべるのか
・お客様にはどんな気持ちで帰宅してもらいたいか
・本番でベストを尽くすためにどう練習を積み上げるか
・また、どんなメンタル管理をするか

……などといったことを改めて自分に問う機会となりました。

もちろん、彼らとクラシック奏者とは違う部分もあります。

クラシックのコンサートでは、人が作った曲を演奏するので
演奏者の立ち位置、みたいなのが複雑です。
「俺の演奏、聴いてけよ!!!」と演奏者が派手に目立つのは何だか違いますし(笑)

けれど、共通していることはあります。

その一つが
舞台に立つ=人に聴かせる
ということ。

人に聴かせる以上、自分のためだけの演奏ではなくなります。
つまり、音楽を聴いているのが演奏者だけではなくなるということです。

だから、「ただ音が出ればいい」「間違えずに弾けなければいい」「最後まで終わればいい」
という生半可な気持ちで立つのは当たり前の基本の基本ですが、避けなければならないところです。

また、クラシックでも……演奏はよくても、MCは「とりあえず何か言えばいいや」という気持ちが伝わってしまうコンサートもまぁ見かけました。

これはお客様のことをしっかり考えてるとは言えないなぁと少し残念な気持ちになります……。

トークが上手い下手、面白い面白くないではないのです。
それ以前の「目の前の相手に伝える」という気持ちが大切なのではないでしょうか……。
ボソボソボソボソ、独り言じゃないんだぞ……と(自戒)。

お辞儀も「とりあえずすればいいや」ではあまりよろしくないですよね……。
お辞儀こそ、あらゆることへの感謝の気持ちだと私は子どもの頃から感じていました。

完全無欠な完璧な演奏を聴くためにコンサートに行くわけではないと思います。少なくとも私はそうです。

生音ならではの響き、ライブならではの空気と時間の流れ……そういうものも味わいたいものです。

・・・

今回観たBUMPのライブでは、演奏以外の面では藤くんが観客へ向けて「ありがとう」を何度も言っているのが印象的でした。
また、このご時世で声出し禁止だからこその「楽しんでる?」と聞くのも、会場を盛り上げるためだけではない、聴いている人への優しい心遣いを物凄く感じました。

夕闇のライブは、とにかく「観てくれた人が来てよかった!楽しかった!」と気分よく帰ってもらいたい、そんな熱をひしひしと感じました。
実際のライブでは、初めて夕闇に触れる人でも楽しめるようにフリップや振りの支持なども充実しているそうです(何それ楽しそう)。

・・・

ライブ映像を楽しむと同時に、「ただ上手く弾ければいい」「曲を聴かせればいい」以上の大切なところを改めて考えさせられる機会だったので、拙い文章ですが書いて残してみました。

私は別に、クラシックコンサートでMCを絶対しろ、楽しい仕掛けを作れ、と言っているわけではありません。

自分の殻に閉じこもって音楽をしている演奏家が私は好きですし、そのような演奏家だって表にはわかるようには出さないかもしれませんが、音楽にかける熱というのは非常に高いものだと思います。

私は、
音楽にかける熱、演奏にかける熱、コンサートにかける熱、お客様への感謝の気持ち……
これからも、もっともっと大切にしていきたいと感じた、ただそれだけです。

そのためには、音楽そのものに、自分が信じるものに全力で熱を注いでいこうと、そして、自分ができる最大の価値提供をしていくのみだといういつもの結論に辿り着きました。

それにしても、どんなジャンルでも音楽の持つ力ってすごいね!!

それではまた更新します!

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